「小さく始めて、大きく育てる」
コストと安全性を両立した
次世代クラウド構成
最新技術による「コスト削減」と「使った分だけの適正価格」を実現。
今回ご提案するAWS構成は、従来型の「高価なサーバーを借り続ける」モデルではありません。
「必要な機能だけを厳選し、データ容量は安価な外部倉庫に逃がす」という最新の設計思想(モダン・ハイブリッド構成)を採用しています。
システムの仕組み(イメージ図)
(CloudFront + WAF)
(EC2 Graviton)
(Amazon S3)
Webサイトの玄関で不正な攻撃をブロックし、安全な通信のみを通します。
最新の省電力CPUを搭載し、計算処理やデータベース操作を高速に行います。
膨大な書類や画像データは、安価で壊れにくい専用の倉庫(S3)へ。使った容量分だけの請求だから無駄がありません。
この構成が選ばれる3つの理由
1. 「倉庫の外付け」による劇的なコスト削減
従来は、将来のデータ増加を見越して大きめの高額なディスクを契約する必要がありました。
本構成では、システム本体はコンパクトにし、重たいデータ(画像やPDF)だけを「使った分だけ課金」される格安のクラウド倉庫(Amazon S3)に保存します。データが少ないうちは費用も安く済み、データが増えても自動で拡張されるため、無駄な投資が発生しません。
2. 「守衛」を配備した鉄壁のセキュリティ
サーバーの前に「CloudFront」というセキュリティの盾(守衛)を配置しています。
これにより、インターネットからの直接攻撃や不正アクセスを入り口で遮断します。また、通信はすべて暗号化(SSL)され、金融機関レベルの安全性を確保しています。高価な専用機器を買わずに、このセキュリティレベルを実現できるのがAWSの強みです。
3. 万が一の時も安心の自動バックアップ
データ保管庫(S3)は「イレブンナイン(99.999999999%)」と呼ばれる極めて高い耐久性を誇り、データ消失のリスクはほぼゼロです。
さらに、データベースも毎日自動でバックアップを取得。操作ミスなどでデータを消してしまっても、昨日の状態へすぐにタイムスリップ(復元)することが可能です。
なぜ「直接契約」が推奨されるのか?
弊社では、お客様自身でAWSアカウントをご契約いただくことを推奨しています。
「コストの透明性」や「資産の自己保有」といったメリットについて、詳しくはこちらをご覧ください。
お客様の作業は「アカウント作成」だけ。
あとはすべて、プロにお任せください。
「AWS直接契約」と聞くと、「設定が難しそう」「管理できない」と不安に思われるかもしれません。
しかし、お客様にお願いするのは最初の契約手続き(アカウント登録)のみです。
その後の専門的な作業は、すべて弊社(アイプランナー)が代行いたします。
アカウント開設のみ
メールアドレス登録
クレジットカード登録
これだけで完了です!
構築・運用すべて
月額のサーバー利用料目安
データの保管量に応じた従量課金となります。
以下は 100GB のデータを利用した場合の試算です。
月額合計目安(1ドル158円換算)
※AWS利用料はドル建て請求のため、為替レートやデータ転送量により変動します。
※初期構築費用、保守費用は別途お見積りとなります。
【ご参考】データが増えた場合の保管料目安(クラウド倉庫部分のみ)
事業の成長に合わせて、サーバーも柔軟に成長させる。
無駄なコストを省いた、貴社に最適なプランをご提案いたします。
推奨アップグレードパスと費用目安
現在推奨している標準プラン(t4g.medium)で「動作が重い」「エラーが発生する」といった課題が生じた場合のアップグレード・パスをご紹介します。
現状の課題に合わせて、以下の2つの方向性から最適なプランをご検討ください。
| プラン名 | vCPU | メモリ | 月額目安(税込)※ | 特徴・推奨ケース |
|---|---|---|---|---|
| t4g.medium 現在 | 2 | 4 GB | 約 4,900円 | コストパフォーマンスに優れた標準構成。 小〜中規模の利用に最適。 |
| t4g.large 容量UP | 2 | 8 GB | 約 9,800円 | メモリ不足の解消に。 ユーザー数が増え、動作が不安定な場合に推奨。 |
| m7g.large 性能UP | 2 | 8 GB | 約 12,000円 | 速度と安定性重視。 CPU性能が高く、常に高速な応答が必要な本番環境向け。 |
各プランの選び方詳細
📈 パターンA:t4g.large への変更
- 目的: メモリ容量の倍増(4GB → 8GB)
- こんな時におすすめ:
- 「500 Internal Server Error」が時々出る。
- 複数のユーザーが同時に使うと極端に重くなる。
- 解説: CPUの数は変わりませんが、メモリが増えることでCRMのデータベースが安定し、多くの処理を同時に捌けるようになります。
🚀 パターンB:m7g.large への変更
- 目的: 処理速度の向上と安定化(最新世代CPU)
- こんな時におすすめ:
- 常にサクサク動くレスポンス速度が欲しい。
- 日中、常にCPU使用率が高い状態が続く。
- 解説: 「バースト機能(一時的な加速)」に頼らず、常に100%の性能を発揮できるシリーズです。ビジネスの基幹として安定稼働させたい場合に最強の選択肢です。
上記はAWSのオンデマンド料金(定価)かつ 1ドル=158円 で換算した概算です。為替レートにより変動します。
1年または3年の長期契約(Savings Plans)を適用することで、上記金額から約30%〜50%の割引を受けることが可能です。長期運用が確定している場合はご相談ください。