中小企業様向け・2026年8月最新モデル

「小さく始めて、大きく育てる」
コストと安全性を両立した
AWSクラウド構成

OSS版VtigerCRMに必要な性能・安全性・拡張性を、 過剰投資を抑えながら実現します。

今回ご提案するAWS構成は、 将来の利用増加を見越して最初から大きなサーバーを契約する構成ではありません。

「必要な処理能力だけを用意し、 増加しやすい画像・PDF等はAmazon S3へ分離する」 という構成を採用しています。

利用開始時はコンパクトな構成からスタートし、 ユーザー数や処理量が増えた段階でサーバー性能を引き上げることで、 初期コストを抑えながら将来の拡張にも対応 できます。

システムの仕組み(イメージ図)

利用者
CloudFront Pro

CloudFront、AWS WAF、DDoS保護、DNS、 TLS証明書などをインターネットの入口に配置します。

VtigerCRMサーバー

EC2 t4g.medium(2vCPU / 4GB)上で VtigerCRMとMySQLを稼働します。

Amazon S3
容量課金

PDFや画像など、容量が増えやすいデータは S3へ保存。サーバーディスク肥大化を抑えます。

基本方針: 処理を行うEC2と、大容量データを保存するS3を分離。 CloudFront+AWS WAFを入口に配置することで、 コスト・安全性・拡張性のバランスを取ります。

この構成が選ばれる3つの理由

1. 大きなサーバーを最初から購入しない

従来型のサーバー構成では、 将来のデータ増加を見越して大容量ディスクを最初から確保するケースがあります。

本構成では、 VtigerCRMやデータベースを動かすサーバーはコンパクトに保ち、 PDF・画像・添付ファイルなど容量が増えやすいデータを Amazon S3へ分離します。

必要になった時点で容量やサーバー性能を増やせるため、 利用開始時の過剰投資を抑えることができます。

2. インターネットの入口で攻撃を検知・遮断

VtigerCRMサーバーの前段に Amazon CloudFrontとAWS WAF を配置します。

不正なWebリクエストや既知の攻撃パターンを サーバーへ到達する前に検知・遮断し、 DDoS攻撃に対するAWSの保護機能も活用します。

また通信にはTLS暗号化を利用し、 AWSのセキュリティ機能を組み合わせることで、 インターネットからの攻撃リスクを低減 します。

3. データ保全とバックアップを標準化

Amazon S3は高い耐久性を前提として設計された オブジェクトストレージです。 PDFや画像、添付ファイル等をサーバー本体とは分離して保存できます。

さらにVtigerCRMのデータベースについても 定期的な自動バックアップ を取得する構成とすることで、 障害や誤操作などが発生した場合の復旧に備えます。

バックアップは 「取得するだけ」ではなく、 必要に応じて復元できることを前提に運用します。

なぜ「AWS直接契約」を推奨しているのか?

弊社では、お客様自身の名義でAWSアカウントをご契約いただくことを推奨しています。
AWS利用料を直接確認できる 「コストの透明性」 と、 システムやデータをお客様自身のAWS環境に保持できる 「資産の自己保有」 が主なメリットです。

直接契約のメリット・詳細はこちら
ITやAWSの専門知識は必要ありません

お客様にお願いするのは 「AWSアカウントの開設」 が中心。
専門的な構築・運用はアイプランナーが支援します。

「AWSを直接契約すると、自社でサーバーを管理しなければならないのでは?」 と不安に感じる必要はありません。
AWS環境の設計、VtigerCRM構築、 セキュリティ設定、バックアップなどの専門作業は、 弊社が支援します。

お客様

AWSアカウント開設

会社・担当者情報登録
支払方法登録
必要な権限付与
AWS契約はお客様名義
アイプランナー

構築・運用支援

AWS環境設計・構築
VtigerCRM構築・設定
セキュリティ設定
バックアップ設定
障害・運用サポート
専任のIT担当者がいない企業でも導入できます
2026年8月25日時点

月額AWS利用料の目安

標準構成 t4g.medium + S3 100GB で試算しています。

基本サーバー
EC2 t4g.medium + EBS gp3 50GB + Public IPv4
約 6,400円 (約 $40)
配信・セキュリティ
CloudFront Pro (WAF・DDoS保護・Route 53・TLS・ログ等を含む)
約 2,400円 ($15)
S3データ保管料
S3 Standard 100GB
CloudFront Proの50GBストレージクレジットを反映
約 200円 (約 $1.25)

月額合計目安 (1ドル=159.32円で試算)

約 9,000円 /月~

税込目安:約9,900円/月~

※金額はAWS東京リージョンを前提とした概算です。
※AWS利用料はドル建てのため、為替レートにより円換算額が変動します。
※S3のリクエスト数、バックアップ容量、追加サービス等により少額の従量課金が発生する場合があります。
※EC2 T4gの継続的な高CPU利用時には追加CPUクレジット費用が発生する場合があります。
※初期構築費用およびアイプランナーの保守・運用サポート費用は別途必要です。

【ご参考】データ容量が増えた場合

100GB構成から増加した場合のS3保管料の追加目安です。

300GBの場合
+約 800円/月
500GBの場合
+約 1,600円/月
1TBの場合
+約 3,600円/月

※CloudFront Proに含まれるS3 Standard 50GB分の ストレージクレジットを考慮した概算です。

利用が増えたら、サーバーだけを成長させる

最初から大きなサーバーを用意する必要はありません。 利用人数や処理量に合わせて段階的に変更できます。

標準
t4g.medium
2vCPU / 4GB
スタート構成
t4g.large
2vCPU / 8GB
メモリ強化
m8g.large
2vCPU / 8GB
継続的な高負荷向け

VtigerCRMを作り直す必要はありません。 CPU・メモリ使用率やレスポンス状況を確認しながら、 必要なタイミングでEC2インスタンスを変更します。

利用人数では増えない

OSS版VtigerCRM本体には ユーザー単位のライセンス費用がありません。

データは必要量だけ

S3は保存容量に合わせて拡張でき、 大容量ディスクを事前確保する必要がありません。

性能も段階的に拡張

利用規模が大きくなった段階で EC2のCPU・メモリを強化できます。

事業の成長に合わせて、サーバーも柔軟に成長させる。
最初から過剰なコストをかけないAWS環境をご提案します。

この構成について問い合わせる
推奨サーバーアップグレードパス

推奨アップグレードパスと費用目安

現在推奨している標準プラン(t4g.medium)で「動作が重い」「エラーが発生する」といった課題が生じた場合のアップグレード・パスをご紹介します。
現状の課題に合わせて、以下の2つの方向性から最適なプランをご検討ください。

プラン名 vCPU メモリ 月額目安(税込)※ 特徴・推奨ケース
t4g.medium 現在 2 4 GB 約 4,900円 コストパフォーマンスに優れた標準構成。
小〜中規模の利用に最適。
t4g.large 容量UP 2 8 GB 約 9,800円 メモリ不足の解消に。
ユーザー数が増え、動作が不安定な場合に推奨。
m7g.large 性能UP 2 8 GB 約 12,000円 速度と安定性重視。
CPU性能が高く、常に高速な応答が必要な本番環境向け。

各プランの選び方詳細

📈 パターンA:t4g.large への変更

  • 目的: メモリ容量の倍増(4GB → 8GB)
  • こんな時におすすめ:
    • 「500 Internal Server Error」が時々出る。
    • 複数のユーザーが同時に使うと極端に重くなる。
  • 解説: CPUの数は変わりませんが、メモリが増えることでCRMのデータベースが安定し、多くの処理を同時に捌けるようになります。

🚀 パターンB:m7g.large への変更

  • 目的: 処理速度の向上と安定化(最新世代CPU)
  • こんな時におすすめ:
    • 常にサクサク動くレスポンス速度が欲しい。
    • 日中、常にCPU使用率が高い状態が続く。
  • 解説: 「バースト機能(一時的な加速)」に頼らず、常に100%の性能を発揮できるシリーズです。ビジネスの基幹として安定稼働させたい場合に最強の選択肢です。
※費用についての補足:
上記はAWSのオンデマンド料金(定価)かつ 1ドル=158円 で換算した概算です。為替レートにより変動します。
1年または3年の長期契約(Savings Plans)を適用することで、上記金額から約30%〜50%の割引を受けることが可能です。長期運用が確定している場合はご相談ください。