VtigerCRMの環境をレンタルサーバー等で構築する場合、ほぼデフォルトのままの環境設定で利用できます。使用し始めて、ユーザー数やデータ量の影響でパフォーマンスに影響が出てきたなと思った場合(当然、構築時にこちらの内容を参考にに環境設定する事も可)は今回ご紹介の設定値をご確認ください。

今回の設定値は、以下のブログ記事を元に日本語化させていただきました。

PHPの設定

php.iniファイルの内容を確認してください。以下の内容は改善のための推奨値になります。

  • file_uploads = on
  • upload_max_filesize = 5M or higher
  • display_errors = on
  • sql.safe_mode = off
  • max_input_vars = 10000
  • max_execution_time = 600
  • memory_limit = 512M or higher
  • post_max_size = 128M
  • max_input_time = 120
  • register_globals = Off
  • output_buffering= On
  • error_reporting = E_WARNING & ~E_NOTICE
  • allow_call_time_reference = On
  • log_errors = Off
  • short_open_tag= On
  • suhosin.simulation = on
  • extension=php_gd2.dll
  • extension=php_imap.dll
  • extension=php_mysql.dll
  • extension=php_mysqli.dll
  • extension=php_mbstring.dll

VtigerCRMの利用環境関連

不要なモジュールの非活性化

利用しないモジュールは、モジュールマネージャーでOFFにしてください。

共有アクセスの整理

共有アクセスは処理の都度アクセス権の計算を行うため、複雑になればなるほど処理時間に影響を及ぼす可能性があります。不要な例外設定や特権設定がある場合は削除することをお勧めします。

リスト表示の設定

データ件数が増えてくるとリスト表示が遅くなることがあります。この場合は以下のソースを修正することで改善する場合があります。

インストールディレクトリ/config.performance.php

28行目の値がtrueの場合はfalseに変更します。

MySQLの設定

以下の内容が改善のための推奨値になります。

  • query_cache_size=100M
  • innodb_buffer_pool_size=200M
  • innodb_additional_mem_pool = 20M
  • join_buffer_size = 8M
  • tmp_table_size = 64M
  • sort_buffer_size = 8M
  • query_cache_limit =2M
  • sql_mode = ‘’;
  • default-storage-engine = InnoDB
  • collation-server = utf8_general_ci
  • character-set-server = utf8

なお、上記作業を実施するにあたっては、ソース、DBのバックアップを行った上で実施してください。

以上