営業の仕事は、本来「顧客の状況を理解し、次の一手を打つ」ことに時間を使うべきです。
ところが担当顧客・案件が増えるほど、現場はこうなります。

  • 連絡すべきタイミングを“記憶”で管理してしまう
  • 重要な社内ルール(値引き・与信・契約条件)を“つい”見落とす
  • メール通知が多すぎて、肝心のアラートが埋もれる
  • 定型作業(メール送付、タスク作成、ステータス更新)に追われる

結果として、対応品質がブレる・抜け漏れが出る・機会損失が増える。
この「人が抱える限界」を、システム側の“気づき”で肩代わりするのが、私たちの OSS版VtigerCRM+VTE社拡張を活用したCRM&SFA です。

「気づき」は、アラートを“出す”だけではなく「行動に繋げる」こと

ポイントは3段階です。

  1. 見逃しにくい場所に通知する(=メールではなく、業務画面の中)
  2. ルールと期限をシステムが監視する(=人の記憶から解放)
  3. 次のアクションを最短で実行できる(=気づいた瞬間に動ける)

たとえば「通知とリマインダー」機能では、画面右上のベルに未読バッジが出て、通知から対象レコードへワンクリックで移動できます。さらに通知は“完了”や“後で再通知”として扱えるので、タスク管理のように運用できます。(VtigerCRM DX パートナー)
つまり“気づいて終わり”ではなく、気づき→確認→対応 までを1つの流れにします。

気づき①:放置・期限切れを起こさない(ワークフロー×通知)

営業で最も多い機会損失は「悪意のない放置」です。
VtigerCRMのワークフローは、保存時だけでなく「毎日・毎週」など定期実行で“システムがパトロール”できます。(VtigerCRM DX パートナー)

たとえばサイトの例では、

  • 「最終連絡日から30日以上経過」かつ「商談中」の案件を毎朝チェック
  • 担当者とマネージャーに警告メールを送る(=放置案件のアラート)(VtigerCRM DX パートナー)

この“放置検知”は、商談だけでなく以下にも応用できます。

  • 見積提出後に返答がない案件
  • 契約更新が近い顧客
  • 重要顧客で一定期間アクションがない担当

そして、その結果をメールだけに頼らず、先ほどの「通知とリマインダー」で 画面内通知 に落とすことで、“見える化”が完成します。(VtigerCRM DX パートナー)

気づき②:顧客との約束(SLA)を“自動監視”して信頼を守る

営業・サポートの両面で効くのが SLA Policies です。
「緊急の問い合わせは4時間以内に解決する」など、約束した対応時間をシステムが監視し、期限が迫ると担当者や上司に警告(エスカレーション)します。(VtigerCRM DX パートナー)

特徴は、現場の運用に合わせて細かく設計できる点です。

これにより、個々の営業が頭の中で管理していた“優先順位”や“締切”が、組織のルールとして再現されます。

気づき③:うっかりミス・ルール違反を“その場で止める”(条件付きアラート)

現場で地味に効くのが Conditional Alerts/Popups
「滞納中の顧客に見積を出してしまった」「承認なしで高額値引きをしてしまった」──こうした“事故”は、起きてからでは遅い。Conditional Alertsは、条件を満たした瞬間にポップアップ警告を出して、ミスやルール違反を水際で止めます。(VtigerCRM DX パートナー)

たとえば、

“注意喚起のマニュアル”では防げないことを、システムがリアルタイム検知で防ぎます。

気づき④:定型作業を1クリックにして、行動スピードを上げる(マクロ)

「気づいたのに、作業が多くて動けない」も営業あるあるです。
Macros(マクロ) は、よくある一連の操作(例:ステータス更新→顧客へメール→次回タスク作成)を“ボタンひとつ”にできます。(VtigerCRM DX パートナー)

さらに重要なのは、ワークフローが“自動実行”なのに対し、Macrosは ユーザー判断で手動トリガーできる点です。(VtigerCRM DX パートナー)
たとえば、

  • 「不在なので定型メールを送ってフォロータスクを切る」
  • 「複雑なので上長へエスカレーション用の記録を一括作成する」

など、“判断が必要な瞬間”の作業を最短化できます。

気づき⑤:顧客の変化・市場の兆しを、CRMの中へ取り込む(RSS)

最後は「外の情報による気づき」です。
RSSリーダー機能は、業界ニュースや競合ブログ、Googleアラートなどを自動集約し、毎朝のチェックを効率化します。(VtigerCRM DX パートナー)
営業が“顧客に連絡する理由”を作るのに、外部情報は強力です。

  • 競合の動きの察知
  • 市況変化の早期把握
  • 顧客業界のニュースをきっかけにした提案

これらを「CRMから離れずに」行える設計になっています。(VtigerCRM DX パートナー)

さらに「気づき」を強化する拡張(見える化・自動配信)

現場の“状況把握”を強めたい場合は、VTE拡張で次のような強化も可能です。

「見える」→「気づく」→「動ける」を、マネジメント側にも広げられます。

まとめ:営業が強くなるのは「頑張った時」ではなく「忘れなくなった時」

このCRM&SFAが目指すのは、営業マンに“努力”を強いることではありません。
覚える負担を減らし、見逃しを減らし、行動を早くする。その結果として、

  • 顧客対応の精度が上がる(抜け漏れが減る)
  • 同じ人数でも、より多くの顧客・案件を回せる
  • 受注や売上を、再現性のある形で伸ばせる

──これが「気づきのシステム」です。