ユーザー管理
組織のメンバーを招待し、
適切な権限を与える。
単なるID発行ではありません。
「誰が(Role)」「何をできるか(Profile)」を定義し、セキュアで秩序あるCRM環境を構築します。
アカウント管理
権限と組織の紐付け
IDを発行するだけではありません
CRMにおけるユーザー管理は、セキュリティの要です。
「組織図」と「操作権限」を組み合わせ、「誰が何を見れて、何をして良いか」を定義します。
アカウント発行
従業員一人ひとりに固有のIDとパスワードを発行。メールアドレスや連絡先も管理します。
権限の割り当て
「ロール(階層)」と「プロファイル(操作権限)」を設定し、データの可視範囲と操作を制御します。
個人設定
使用する言語、通貨、タイムゾーン、日付の表示形式などをユーザーごとにカスタマイズ可能です。
主な特徴
簡単かつ詳細なアカウント設定
ユーザー名、パスワード、メールアドレスを入力するだけでアカウントを作成できます。 同時に「管理者(Admin)」権限を付与するかどうかもスイッチ一つで設定可能。通常は「Off」にしてセキュリティを高めます。
- メールアドレスは通知やパスワードリセットに使用
- グローバル対応(多言語・多通貨設定)
ロールとプロファイルの紐付け
ユーザー作成時に最も重要なのが「ロール(Role)」と「プロファイル(Profile)」の選択です。 「部長だから部下のデータが見える(Role)」「営業だから見積書を作れる(Profile)」といった権限セットを適用します。
ログインを停止し、担当レコードを引き継ぎます。
退職者の安全な無効化
ユーザーを物理的に削除する代わりに「非アクティブ(Inactive)」に設定することで、ログインを禁止しつつ過去の活動履歴を保持できます。 削除する場合は、担当していた顧客データを後任者に一括で引き継ぐ(Transfer)機能が作動します。
ユーザー登録の流れ
1. 作成
ID、パスワード、メールアドレスを設定。
2. 情報入力
氏名を入力し、ロール(役職)を選択。
3. 詳細設定
プロファイル、通貨、言語などを設定。
4. 完了
保存して利用開始。必要に応じて通知。
活用事例(レシピ)
よくあるユーザー設定のパターンです。
一般営業担当者
ロールは「営業担当」、プロファイルは「削除不可・エクスポート不可」に設定。自分の商談を進める権限は持ちつつ、データの持ち出しや消失を防ぎます。
経理担当者
「請求書」や「入金管理」モジュールのみアクセス可能なプロファイルを割り当て。営業案件や見込み客リストなど、不要な情報は表示させません。
システム管理者
「管理者 (Admin)」権限をオンに設定。CRM設定画面(歯車アイコン)へのアクセスが可能になり、ワークフローやモジュールのカスタマイズを行えます。
ユーザー作成における「基本情報」と「2つの権限(ロールとプロファイル)」の関係性を図解しました。
graph TD
ADMIN("👤 管理者")
NEW_USER["新規ユーザー作成画面"]
subgraph INFO ["基本情報設定"]
IDPASS["🔑 ID・パスワード"]
EMAIL["📧 メールアドレス"]
end
subgraph PERM ["権限設定"]
ROLE{"Role (ロール)"}
ROLE_DESC["階層・組織図<br>誰のデータが見えるか"]
PROFILE{"Profile (プロファイル)"}
PROFILE_DESC["操作権限<br>何をして良いか<br>(閲覧・編集・削除)"]
end
FINISH("✅ 登録完了")
ADMIN --> NEW_USER
NEW_USER --> INFO
NEW_USER --> PERM
INFO --- IDPASS
INFO --- EMAIL
PERM --- ROLE
PERM --- PROFILE
ROLE --- ROLE_DESC
PROFILE --- PROFILE_DESC
INFO --> FINISH
PERM --> FINISH
style ADMIN fill:#e3f2fd,stroke:#1565c0
style PERM fill:#fff3e0,stroke:#ef6c00,stroke-width:2px
style FINISH fill:#e8f5e9,stroke:#2e7d32,stroke-width:2px2. 設定画面へのアクセス
- 画面右上の 歯車アイコン(設定) > CRM設定 をクリックします。
- ユーザー管理 > ユーザー をクリックします。
3. 設定手順
3.1. 新規ユーザーの作成
- 画面右上の + ユーザーの追加 ボタンをクリックします。
- 以下の3つのタブ(ブロック)に情報を入力します。
A. ログイン詳細
システムにログインするための基本情報です。
| 項目名 | 説明 |
| ユーザ名 | ログインIDです(一意である必要があります)。 |
| パスワード / 確認 | ログインパスワードを設定します。 |
| 電子メール | ユーザーのメールアドレスです(通知やPWリセットに使用)。 |
| 管理者 | 「On」にすると、すべての権限を持つシステム管理者になります。 ※通常は「Off」にしておき、特定の管理者のみOnにします。 |
| ステータス | 「有効」でログイン可能、「Inactive」でログイン不可となります。 |
B. ユーザー情報
氏名や連絡先、そして最も重要な権限設定を行います。
| 項目名 | 説明 |
| 姓 / 名 | 氏名を入力します。 |
| ロール | 【重要】 組織図上の役割(課長、担当など)を選択します。 ※上位のロールは、下位のロールのデータを見ることができます。 |
C. 詳細設定
表示形式や通知設定を行います。
| 項目名 | 説明 |
| 通貨 | 使用する通貨(Yenなど)を選択します。 |
| 数値の区切り方 | 数値の区切り方(123,456,789 など)を選択します。 |
| 日付形式 | 日付の表示形式(yyyy-mm-dd など)を選択します。 |
| タイムゾーン | タイムゾーン(Asia/Tokyo)を選択します。 |
| 言語 | 画面の表示言語を選択します。 |
- 入力が完了したら保存 をクリックします。
4. ユーザーの削除(または停止)について
Vtigerでは、データ保全の観点から、ユーザーを物理的に「削除(Delete)」する際、そのユーザーが担当していたレコードを「他のユーザーに引き継ぐ(Transfer)」必要があります。
- 退職者の扱い:
- 基本的には削除せず、ステータスを Inactive(非アクティブ) に変更することを推奨します。
- これにより、過去の履歴(誰が対応したか)を残したまま、ログインだけを禁止できます。
- 削除する場合:
- ユーザー一覧の先頭の3本線のメニューの削除をクリックすると、ユーザ削除の画面が表示されます。
- 「Transfer records to user(レコードの引き継ぎ先)」で、後任者を選択してから保存してください。