ユーザー管理 – 基本機能ガイド | VtigerCRM
管理者機能

ユーザー管理

組織のメンバーを招待し、適切な権限を与える。

単なるID発行ではありません。
「誰が(Role)」「何をできるか(Profile)」を定義し、セキュアで秩序あるCRM環境を構築します。

田中 太郎
営業部 / 課長
Active Admin: Off
Role: Sales Manager
Profile: Sales Profile

アカウント管理

権限と組織の紐付け

User Management

IDを発行するだけではありません

CRMにおけるユーザー管理は、セキュリティの要です。
「組織図」と「操作権限」を組み合わせ、「誰が何を見れて、何をして良いか」を定義します。

アカウント発行

従業員一人ひとりに固有のIDとパスワードを発行。メールアドレスや連絡先も管理します。

権限の割り当て

「ロール(階層)」と「プロファイル(操作権限)」を設定し、データの可視範囲と操作を制御します。

個人設定

使用する言語、通貨、タイムゾーン、日付の表示形式などをユーザーごとにカスタマイズ可能です。

機能ハイライト

主な特徴

新規ユーザー作成
tanaka
tanaka@v…
Off (一般ユーザー)

簡単かつ詳細なアカウント設定

ユーザー名、パスワード、メールアドレスを入力するだけでアカウントを作成できます。 同時に「管理者(Admin)」権限を付与するかどうかもスイッチ一つで設定可能。通常は「Off」にしてセキュリティを高めます。

  • メールアドレスは通知やパスワードリセットに使用
  • グローバル対応(多言語・多通貨設定)

ロールとプロファイルの紐付け

ユーザー作成時に最も重要なのが「ロール(Role)」と「プロファイル(Profile)」の選択です。 「部長だから部下のデータが見える(Role)」「営業だから見積書を作れる(Profile)」といった権限セットを適用します。

セキュリティの二重構造
階層管理(Role) × 操作権限(Profile)
ロール (Role)
営業部 課長
プロファイル (Profile)
営業用 (標準)
退職者の処理 Inactive

ログインを停止し、担当レコードを引き継ぎます。

引継ぎ先:
後任 太郎

退職者の安全な無効化

ユーザーを物理的に削除する代わりに「非アクティブ(Inactive)」に設定することで、ログインを禁止しつつ過去の活動履歴を保持できます。 削除する場合は、担当していた顧客データを後任者に一括で引き継ぐ(Transfer)機能が作動します。

ユーザー登録の流れ

1. 作成

ID、パスワード、メールアドレスを設定。

2. 情報入力

氏名を入力し、ロール(役職)を選択。

3. 詳細設定

プロファイル、通貨、言語などを設定。

4. 完了

保存して利用開始。必要に応じて通知。

活用事例(レシピ)

よくあるユーザー設定のパターンです。

一般営業担当者

ロールは「営業担当」、プロファイルは「削除不可・エクスポート不可」に設定。自分の商談を進める権限は持ちつつ、データの持ち出しや消失を防ぎます。

効果: 安全な営業活動

経理担当者

「請求書」や「入金管理」モジュールのみアクセス可能なプロファイルを割り当て。営業案件や見込み客リストなど、不要な情報は表示させません。

効果: 業務集中と情報保護

システム管理者

「管理者 (Admin)」権限をオンに設定。CRM設定画面(歯車アイコン)へのアクセスが可能になり、ワークフローやモジュールのカスタマイズを行えます。

効果: システム全体の管理

ユーザー作成における「基本情報」と「2つの権限(ロールとプロファイル)」の関係性を図解しました。

graph TD
    ADMIN("👤 管理者")
    NEW_USER["新規ユーザー作成画面"]
    
    subgraph INFO ["基本情報設定"]
        IDPASS["🔑 ID・パスワード"]
        EMAIL["📧 メールアドレス"]
    end

    subgraph PERM ["権限設定"]
        ROLE{"Role (ロール)"}
        ROLE_DESC["階層・組織図<br>誰のデータが見えるか"]
        
        PROFILE{"Profile (プロファイル)"}
        PROFILE_DESC["操作権限<br>何をして良いか<br>(閲覧・編集・削除)"]
    end
    
    FINISH("✅ 登録完了")

    ADMIN --> NEW_USER
    NEW_USER --> INFO
    NEW_USER --> PERM
    
    INFO --- IDPASS
    INFO --- EMAIL
    PERM --- ROLE
    PERM --- PROFILE
    
    ROLE --- ROLE_DESC
    PROFILE --- PROFILE_DESC
    
    INFO --> FINISH
    PERM --> FINISH

    style ADMIN fill:#e3f2fd,stroke:#1565c0
    style PERM fill:#fff3e0,stroke:#ef6c00,stroke-width:2px
    style FINISH fill:#e8f5e9,stroke:#2e7d32,stroke-width:2px

2. 設定画面へのアクセス

  1. 画面右上の 歯車アイコン(設定) > CRM設定 をクリックします。
  2. ユーザー管理 > ユーザー をクリックします。

3. 設定手順

3.1. 新規ユーザーの作成

  1. 画面右上の + ユーザーの追加 ボタンをクリックします。
  2. 以下の3つのタブ(ブロック)に情報を入力します。

A. ログイン詳細

システムにログインするための基本情報です。

項目名説明
ユーザ名ログインIDです(一意である必要があります)。
パスワード / 確認ログインパスワードを設定します。
電子メールユーザーのメールアドレスです(通知やPWリセットに使用)。
管理者「On」にすると、すべての権限を持つシステム管理者になります。
※通常は「Off」にしておき、特定の管理者のみOnにします。
ステータス「有効」でログイン可能、「Inactive」でログイン不可となります。

B. ユーザー情報

氏名や連絡先、そして最も重要な権限設定を行います。

項目名説明
姓 / 名氏名を入力します。
ロール【重要】 組織図上の役割(課長、担当など)を選択します。
※上位のロールは、下位のロールのデータを見ることができます。

C. 詳細設定

表示形式や通知設定を行います。

項目名説明
通貨使用する通貨(Yenなど)を選択します。
数値の区切り方数値の区切り方(123,456,789 など)を選択します。
日付形式日付の表示形式(yyyy-mm-dd など)を選択します。
タイムゾーンタイムゾーン(Asia/Tokyo)を選択します。
言語画面の表示言語を選択します。
  1. 入力が完了したら保存 をクリックします。

4. ユーザーの削除(または停止)について

Vtigerでは、データ保全の観点から、ユーザーを物理的に「削除(Delete)」する際、そのユーザーが担当していたレコードを「他のユーザーに引き継ぐ(Transfer)」必要があります。

  • 退職者の扱い:
    • 基本的には削除せず、ステータスを Inactive(非アクティブ) に変更することを推奨します。
    • これにより、過去の履歴(誰が対応したか)を残したまま、ログインだけを禁止できます。
  • 削除する場合:
    • ユーザー一覧の先頭の3本線のメニューの削除をクリックすると、ユーザ削除の画面が表示されます。
    • 「Transfer records to user(レコードの引き継ぎ先)」で、後任者を選択してから保存してください。