CRMシステムを維持していくためには導入後の継続的なシステム改善が重要です。VtigerCRMにはシステム改善をサポートしてくれる機能が備わっています。
レイアウトエディタ
各モジュール(機能)の項目の追加・削除、レイアウトの変更を設定だけで行ことができます。

詳細表示のレイアウト
主な機能となり、ブロック、フィールドに関する各種の追加・変更・削除ができます。
- 新規項目(フィールド)の追加
- 既存項目の削除
- ブロックの追加・削除
- フィールド・ブロックの位置の変更
- 各フィールドの詳細として表示・非表示、必須項目化、初期値の設定など
- ブロックの折り畳み表示
リレーション
該当のモジュールに関連する(紐づく)モジュールのタブが管理できます。
- 関連するモジュールのタブの表示・非表示
- 関連するモジュールのタブの位置の並べ替え
重複防止
顧客企業、顧客担当者など重複登録を防ぐ(アラート)ことができます。
- 特定のフィールドを重複チェックキーとして登録し、同じ内容でデータを登録しようとするとアラートを表示します。
- 重複チェックキーは1から3個まで指定できます。例えば、顧客企業名とWebサイトのURLが同じだったらアラートを表示というような事が可能になります。
定義リストと定義リスト依存関係
フィールドの属性の内、定義リスト(選択式リスト項目)のメンテナンスが設定で行えます。

定義リスト
定義リスト属性のフィールドの新規追加時、追加後、設定画面から項目の追加・名称変更・削除などが行えます。
- リスト値の追加・名称変更・削除・並べ替え
- リスト値への色付け
- ユーザーアカウントの権限単位の表示・非表示
定義リストの依存関係
二つの定義リストフィールドに関連性を設定し、最初のフィールドで選択した内容に基づいて、関連するフィールドで値を選択できるようになります。以下の例は、商品分類と商品分類2に関係を設定しています。商品分類でソフトウェアを選択すると商品分類2では、テスト1とテスト3だけが選択時のリストに表示されます。

メニューエディター
メニューの内容を変更することができます。

- 各カテゴリーに対してモジュールの追加・削除
- ドラッグ&ドロップで位置の変更
各種設定機能
モジュール番号
各モジュールには必ずモジュール内で連番となるモジュール番号が新規データ作成時に自動採番されます。そのモジュール番号をカスタマイズすることができます。

設定エディター
リスト表示の1ページあたりの件数、文字数、ドキュメントに添付するファイルのサイズなどが指定できます。

リードデータ変換マッピング
リードデータは顧客企業・顧客担当者・案件データに変換することができます。変換時にリードのフィールドを各モジュールのどのフィールドに変換(更新)させるかを設定できます。

商談(案件)からのプロジェクト作成
商談データからプロジェクトデータを作成することができますが、作成時に商談のフィールドをプロジェクトのどのフィールドに変換(更新)させるかを設定できます。

諸条件
見積・受注・請求・発注モジュールにある諸条件フィールドのデフォルト値を設定することができます。

エクステションの活用
更にエクステションを利用することで、セルフカスタマイズ性(設定だけで開発・機能追加・機能修正ができること)を向上させることができます。
- 新規のモジュールを作成
- PDF帳票の設計
- ビジュアルレポートの作成
- 画面カスタマイズ関連では、条件に基づく必須制御、表示・非表示制御、アラートの表示、データの自動更新など
エクステションを使う事でプログラムをカスタマイズすることなく機能の追加やカスタマイズが可能となるためにニーズに合わせてコストをかけることなくシステムの改善が可能になります。