メールコンバータ機能はメール対応業務の省力化に効果的な機能です。
目次
要件
標準のVtigerCRMでは、設定できるメールボックスが1個になっています。その結果、会社宛(info@~)のメールをメールコンバータに設定すると、営業部のsales@~宛のメール処理、顧客サポート部のsapport@~宛のメール処理には利用できません。
VtgerCRMのv7.4までは最大で3個まで設定できましたが、v7.5以降は1個のみに変更されています。
推測ですが、メールコンバータによる処理がメールの受信件数によってはサーバ側で重い処理になる可能性があるため個数の制限を加えたのではと思われます。これから解説する設定個数の拡張は、無条件にやっていいわけではなく業務量(1回のあたりのメールの処理量)によって調整する必要があります。
設定方法
対象のファイル
インストールディレクトリ/config_override.sample.php
修正方法
ファイル名を変更するだけです。
インストールディレクトリ/config_override.php

ファイル名を変更すると設定画面の右上に[+メールボックスを追加する]ボタンが表示されます。こちらから追加可能です。

ファイル上で、個数指定がされていますので必要に応じて修正してください。
まとめ
今回の解説内容で設定数を増やすことはできます。繰り返しになりますが、メール処理量(1回あたり(ミニマム15分間隔))によっては問題が出るケースもありますので注意して設定変更を行ってください。
以上