ログイン履歴 – 基本機能ガイド | VtigerCRM
管理者機能

ログイン履歴

「誰が・いつ・どこから」を完全に記録する。

全ユーザーのアクセスログを自動で保存。
不正アクセスの監視から、リモートワークの勤務状況確認まで、セキュリティと労務管理の「証跡」となります。

Access Logs
User IP Address Time
田中 192.168.1.5 08:55
鈴木 203.0.113.1 09:02
Admin 198.51.100.x 03:45

アクセス監査ログ

不審なIPアドレスを即座に検知

System Audit

システムの「番人」としての役割

いつ誰がアクセスしたか、証明できますか?
ログイン履歴機能は、システムの健全な利用を証明する「デジタル・フォレンジック」の基盤です。

自動記録

ユーザーがログイン・ログアウトするたびに、システムがバックグラウンドで履歴を自動保存します。改ざんはできません。

IPアドレス追跡

「どこから(接続元IP)」アクセスされたかを記録。社外や海外からの不審なアクセスを特定します。

利用状況の把握

サインイン・サインアウト時間を見ることで、スタッフのシステム利用時間帯(=勤務状況)を把握できます。

機能ハイライト

主な特徴

ログイン履歴一覧
山田 太郎
10/05 08:50
210.xxx…
Signed in
佐藤 花子
10/05 09:00
118.xxx…
Signed in
鈴木 一郎
10/04 18:05
202.xxx…
Signed off

詳細なアクセスログ

管理者は全ユーザーのアクセス状況をリスト形式で確認できます。 「誰が(ユーザー名)」「いつ(日時)」「どこから(IPアドレス)」「どうなったか(ログイン中/ログアウト)」が一目瞭然です。

  • サインイン/サインアウト時間の記録
  • 接続元IPアドレスの記録

不正アクセスの兆候検知

「深夜帯のアクセス」や「普段とは異なるIPアドレス(海外など)」からのログイン履歴を見つけることで、アカウントの乗っ取りや不正利用を早期に発見できます。

セキュリティ監視
異常なログインを特定
Office
Unknown IP
稼働状況
出勤 (Sign In) 08:55
退勤 (Sign Off) 18:10

勤怠の裏付けデータとして

リモートワークの勤務確認

タイムカードの打刻忘れがあっても、CRMのログイン履歴を確認することで、「いつ業務を開始し、いつ終了したか」の客観的な証拠として利用できます。

ログ記録の仕組み

1. アクセス

ユーザーがID/PASSでログイン。

2. 記録

システムが日時とIPを自動保存。

3. 閲覧

管理者が履歴リストを確認。

4. 監査

異常がないかチェックし、安全を確保。

活用事例(レシピ)

セキュリティと労務管理での活用例です。

不正アクセスの監視

「深夜3時にアクセスがある」「海外のIPアドレスから接続されている」といった異常を定期的にチェック。なりすましや不正利用の兆候を早期に掴みます。

効果: セキュリティ事故の防止

テレワークの勤務管理

在宅勤務スタッフの「業務開始(サインイン)」と「終了(サインアウト)」時刻を確認。申告された勤務時間と乖離がないかをチェックできます。

効果: 適正な労務管理

トラブル対応

「データが更新されていない」などの問い合わせがあった際、そのユーザーが該当の時間帯に正しくログインしていたかを確認し、原因切り分けに役立てます。

効果: 原因特定の迅速化

ユーザーのアクセスが自動的に記録され、管理者がそれを監査する流れを図解しました。

graph LR
    USER("👤 ユーザー")
    ACTION("🔑 ログイン操作")
    
    SYSTEM("⚙️ システム自動記録")
    
    LOG["📋 ログイン履歴<br>・日時: 10/1 09:00<br>・IP: 192.168.1.1<br>・状態: 成功"]
    
    ADMIN("👮 管理者")
    CHECK("🔍 監査・モニタリング")

    USER --> ACTION
    ACTION --> SYSTEM
    SYSTEM --> LOG
    LOG -.-> ADMIN
    ADMIN --> CHECK

    style SYSTEM fill:#e3f2fd,stroke:#1565c0
    style LOG fill:#fff3e0,stroke:#ef6c00,stroke-width:2px
    style ADMIN fill:#e8f5e9,stroke:#2e7d32,stroke-width:2px

2. 設定画面へのアクセス

  1. 画面右上の 歯車アイコン(設定) > CRM設定 をクリックします。
  2. ユーザー管理 > ログイン履歴 をクリックします。

3. 画面の見方

ログイン履歴画面は、設定を行う場所ではなく「ログを閲覧する場所」です。以下の項目がリスト形式で表示されます。

項目名説明
ユーザー名ログインしたユーザーの名前(例:田中 太郎)。
ユーザーIPアドレス接続元のIPアドレス(例:203.0.113.1)。
※会社の固定IP以外からのアクセスがないか確認します。
サインイン日時ログインした日時。
サインアウト日時ログアウトした日時。
※セッション切れなどで強制終了した場合は記録されないことがあります。
ステータスSigned in: 現在ログイン中。
Signed off: ログアウト済み。

※リストはデフォルトで「サインイン時間の新しい順」に表示されます。