プロファイル
誰に、何を、
どこまで許可するか。
「表示・作成・編集・削除」の権限を詳細にコントロール。
データの安全性を守りながら、ユーザーごとに最適な操作環境を提供します。
アクセス権限の制御
セキュアな環境構築
「見せる範囲」と「できる操作」は別物
ロール (Role) が「見える範囲(階層)」を決めるのに対し、
プロファイル (Profile) は「具体的な操作権限」を定義します。
モジュール制御
「顧客」「案件」など、機能ごとに「表示・作成・編集・削除」の可否を細かく設定できます。
フィールド制御
「原価」や「役員用メモ」など、特定の項目だけを一般社員から隠す(非表示にする)ことができます。
機能制限
情報漏洩を防ぐため、「エクスポート(データ持ち出し)」などの危険な操作を禁止できます。
主な特徴
モジュールごとの詳細な権限
「顧客リストは見せるけど、削除はさせない」「レポートは閲覧のみ許可する」といった細かい制御が可能です。 業務に不要なモジュール自体を非表示にすることで、画面をシンプルにし、誤操作も防げます。
- CRUD(作成・読み取り・更新・削除)の個別設定
- 不要なメニューの非表示化
フィールドレベルのセキュリティ
モジュール全体ではなく、特定の「項目」単位でアクセス権を設定できます。 例えば、営業担当者には「商品名」や「売価」は見せるが、「仕入原価」や「利益率」は非表示にする、といった運用が可能です。
データ持ち出し禁止
ツール・機能の制限
「インポート」「エクスポート」「一括編集」といった強力な便利機能の使用可否を設定できます。 特に「エクスポート」を禁止することで、顧客リストの不正な持ち出し(情報漏洩)をシステム的に防止できます。
権限設定のステップ
1. 作成
「営業用」などの名前でプロファイルを新規作成。
2. 設定
モジュール、フィールド、ツールの権限をON/OFF。
3. 割当
作成したプロファイルをユーザーやロールに適用。
4. 完了
セキュアで使いやすい環境が稼働開始。
活用事例(レシピ)
よくある権限パターンの設定例です。
一般営業担当者
日々の活動に必要な作成・編集権限は付与するが、誤操作防止のため「削除」は禁止。情報漏洩対策として「エクスポート」もOFFに設定します。
アルバイト・パート
電話対応やデータ確認のみを行うため、全モジュールを「閲覧のみ」に設定。誤ってデータを書き換えるリスクを完全に排除します。
経理担当者
「請求書」や「入金管理」のみアクセス可能にし、営業案件や見込客データなどは非表示に。担当業務に関係ない情報を隠して画面をスッキリさせます。
プロファイルが制御する「3つの壁(モジュール、アクション、フィールド)」の概念を図解しました。
graph LR
USER("👤 ユーザー")
subgraph PROFILE ["プロファイル (権限のフィルター)"]
direction TB
LAYER1{"① モジュール<br>(入り口)"}
LAYER2{"② アクション<br>(操作)"}
LAYER3{"③ フィールド<br>(項目)"}
ALLOW_MOD["⭕ 顧客管理<br>❌ 経理管理"]
ALLOW_ACT["⭕ 作成・編集<br>🚫 削除禁止"]
ALLOW_FLD["⭕ 電話番号<br>🙈 原価 (非表示)"]
end
DATA["💾 CRMデータ"]
USER --> LAYER1
LAYER1 --- ALLOW_MOD
ALLOW_MOD --> LAYER2
LAYER2 --- ALLOW_ACT
ALLOW_ACT --> LAYER3
LAYER3 --- ALLOW_FLD
ALLOW_FLD --> DATA
style USER fill:#e3f2fd,stroke:#1565c0
style PROFILE fill:#fff3e0,stroke:#ef6c00,stroke-width:2px
style DATA fill:#e8f5e9,stroke:#2e7d32,stroke-width:2px
style ALLOW_MOD fill:#ffffff,stroke:#666
style ALLOW_ACT fill:#ffffff,stroke:#666
style ALLOW_FLD fill:#ffffff,stroke:#6662. 設定画面へのアクセス
- メニューの 歯車アイコン(設定) > CRM設定 をクリックします。
- ユーザー管理 > プロファイル をクリックします。
3. 設定手順
3.1. 新規プロファイルの作成
- 画面右上の + プロファイルの追加 ボタンをクリックします。
- プロファイル名: プロファイル名を入力します。(例:営業プロファイル, サポートプロファイル)
- 説明: 説明を入力します。(任意)
- 複製: 既存のプロファイル(例:Administrator)をコピーして作成すると、設定の手間が省けます。
3.2. 権限の詳細設定 (Privileges)
設定画面は縦に長いリストになっています。以下の項目を順に設定します。
A. 全体権限

- 表示にチェック: すべてのデータを閲覧可能にする(※通常はOFF推奨)。
- 編集にチェック: すべてのデータを編集可能にする(※通常はOFF推奨)。
- ※ここをONにすると、ロールの階層に関係なく全データが見えてしまうため、基本的にはOFFにして個別に設定します。
B. モジュール権限
各モジュールに対して、以下のチェックボックスを設定します。
| 項目名 | 説明 |
| フィールドとツールの権限 | ▼をクリックすると、そのモジュールの詳細設定が開きます。 |
| 作成 / 編集 | レコードの新規作成と編集を許可します。 |
| 表示 | レコードの閲覧を許可します。 |
| 削除 | レコードの削除を許可します。 ※一般ユーザーにはチェックを外す(削除禁止)のが一般的です。 |
C. フィールドとツール権限
モジュール名の横の「▼」を開くと、さらに細かい設定が可能です。

- フィールド権限:
- 各フィールドに対して「非表示」や「書き込み不可」を設定できます。
- 例:「原価」フィールドは一般社員には見せない、など。
- ツール権限:
- インポート、エクスポート、重複チェックなどの機能使用を許可するか設定します。
- 例:顧客データの持ち出しを防ぐため、「エクスポート」のチェックを外す。
4. プロファイルの割り当て
作成したプロファイルは、ユーザー作成時またはロール設定時に割り当てます。
- ロール設定 (Roles) 画面へ移動します。
- 対象のロール(例:営業部門)を編集します。
- 権限 欄で 権限を既存プロファイルから割り当てる を選び、作成したプロファイル(例:営業プロファイル)を選択して保存します。