価格台帳
価格戦略を自在に操る。
相手に合わせた最適価格を。
定価、卸値、キャンペーン価格、海外通貨建て。
取引先や状況に応じた複数の価格リストを管理し、見積作成を自動化します。
マルチプライス管理
1つの商品に複数の価格を
「あの会社への卸値はいくら?」をなくす
毎回Excelや過去の見積書を探していませんか?
価格台帳モジュールは、取引条件に合わせた「正しい単価」を瞬時に呼び出します。
マルチプライス
1つの製品に対して「定価」「卸値」「会員価格」など、複数の価格を持たせることができます。
通貨対応
「国内向けは円」「米国向けはドル」のように、通貨ごとの価格表を作成・管理できます。
自動適用
見積書作成時に価格台帳を選ぶだけで、登録された全製品の単価が一括で切り替わります。
主な特徴
用途に合わせた価格表の使い分け
「標準価格」以外に、「代理店用」「社員販売用」「セール用」など、いくつでも価格表を作成できます。 それぞれの価格表に、対象となる製品と専用単価を紐付けて管理します。
- 顧客ランクに応じた価格設定
- 特定の製品のみを含むリスト作成
海外取引もスムーズに(多通貨)
価格台帳ごとに通貨を設定できます。 「1ドル=150円」といったレート換算に頼らず、「100ドル」というキリの良い固定価格で海外向けリストを作成・運用できます。
見積・請求への一括適用
見積書や請求書を作成する際、適用したい「価格台帳」を選択するだけ。 明細に追加する製品の単価が、その価格台帳の設定値に自動的に切り替わります。 個別に値引き計算をする手間も、入力ミスもありません。
価格表作成の流れ
1. 作成
「代理店用」などの名前で新しい価格台帳を作成。
2. 紐付け
対象となる製品を選び、この台帳用の単価を入力。
3. 選択
見積書などの作成画面で、適用する価格台帳を選択。
4. 適用
自動的に専用単価が反映され、計算完了。
活用事例(レシピ)
よくある運用シーンをご紹介します。
代理店卸価格の管理
全製品を定価の80%などで登録した「代理店価格表」を作成。見積時にこれを選択するだけで、電卓を叩くことなく正確な卸値を提示できます。
期間限定キャンペーン
セール対象の10製品だけを特別価格にした「年末セール価格表」を用意。対象外の製品を選んだ場合は通常価格になるため、誤った安売りを防げます。
海外現地価格
通貨をUSDにした「北米価格表」を作成。レート換算による端数($99.87など)を避け、$100.00といった現地の商習慣に合った価格設定が可能です。
1つの製品が、適用する「価格台帳」によって異なる顔(価格)を見せる仕組みを図解しました。
graph TD
PRODUCT(("📦 製品A<br>定価: 10,000円"))
subgraph PRICE_BOOKS ["💰 価格台帳"]
BOOK_A["🅰️ 代理店用リスト<br>単価: 8,000円"]
BOOK_B["🅱️ 特別会員リスト<br>単価: 9,000円"]
BOOK_C["🇺🇸 海外用リスト<br>単価: $80"]
end
subgraph QUOTE_PROCESS ["📝 見積作成"]
SELECT{"価格台帳を選択"}
QUOTE_A["📄 代理店向け見積<br>製品A: 8,000円"]
QUOTE_DEF["📄 一般客向け見積<br>製品A: 10,000円"]
end
PRODUCT --- PRICE_BOOKS
PRODUCT -- "標準" --> QUOTE_DEF
PRICE_BOOKS --> SELECT
SELECT -- "代理店用を選択" --> QUOTE_A
SELECT -- "選択なし" --> QUOTE_DEF
style PRODUCT fill:#ffcc80,stroke:#ef6c00,stroke-width:3px
style PRICE_BOOKS fill:#e3f2fd,stroke:#1565c0,stroke-width:2px
style QUOTE_A fill:#e8f5e9,stroke:#2e7d32
style QUOTE_DEF fill:#ffffff,stroke:#333
2. 画面へのアクセス
- VTigerのメインメニュー(三本線アイコン)をクリックします。
- 販売管理 カテゴリ内の 価格台帳 をクリックします。
3. 操作手順
3.1. 新規価格台帳の作成 (価格台帳を追加)
まず、「どのような価格リストか」という箱(価格台帳自体)を作成します。
- 一覧画面右上の + 価格台帳を追加 ボタンをクリックします。
- 価格台帳名 (必須): 価格表の名前を入力します。(例:代理店卸価格表)
- 通貨: この価格表で使用する通貨を選択します。
- 有効: 有効にするにはチェックを入れます。
- 保存 をクリックします。
3.2. 製品・サービスの追加と価格設定
作成した価格台帳に、対象となる製品を登録し、その価格台帳専用の単価(List Price)を設定します。
- 作成した価格台帳の詳細画面を開きます。
- 右側(または関連リスト)の 製品 または サービス タブをクリックします。
- 製品を選択(またはサービス)ボタンをクリックします。
- 製品の一覧が表示されるので、この価格台帳に含めたい製品にチェックを入れます。
- 単価 の欄に、この価格台帳での提供価格を入力します。
- (例:定価10,000円の製品に対し、ここでは8,000円と入力)
- 価格台帳を追加 をクリックして保存します。