顧客ポータル – 基本機能ガイド | VtigerCRM
管理者機能

顧客ポータル

24時間365日、顧客とつながる「専用窓口」。

お客様専用のマイページを提供。
問い合わせの作成、履歴の確認、見積書のダウンロードなど、顧客自身による「セルフサービス」を実現します。

My Portal
ようこそ 佐藤様
チケット作成
請求書確認
FAQ検索
履歴
ID発行
お客様専用ページ

セルフサービス基盤

顧客満足度向上と工数削減

Self-Service Portal

電話対応に追われていませんか?

「あの件どうなった?」「請求書を送ってほしい」…。
ポータル機能は、顧客が自分で解決できる環境を提供する「デジタル窓口」です。

自己解決 (Self-Service)

顧客自身がFAQを検索したり、問い合わせ履歴を確認したりできるため、電話の件数を大幅に削減できます。

透明性の確保

対応状況(ステータス)をリアルタイムに公開。「放置されているのではないか」という顧客の不安を解消します。

ペーパーレス

見積書や請求書をポータル上で公開・ダウンロード可能に。郵送コストとタイムラグをゼロにします。

機能ハイライト

主な特徴

ポータル権限設定
問合せ (Tickets)
作成OK 編集OK
請求書 (Invoice)
作成NG 閲覧のみ
FAQ
閲覧のみ

モジュールごとの詳細な権限管理

「チケットは作成してもいいが、請求書は見るだけ」「FAQは公開するが、案件は見せない」といったように、モジュール単位で顧客に許可する操作(作成・編集・閲覧)を細かく制御できます。

  • 情報の見せすぎを防ぐ安全設計
  • フィールド単位での表示/非表示も設定可能

チケットの作成・返信

顧客はポータルから直接、不具合報告や要望(チケット)を送信できます。 画像やファイルの添付も可能。さらに、サポート担当者からの回答に対しても、チャット感覚でコメントを返信できます。

インタラクティブな対応
メールよりもスムーズなやり取り
Ticket #1024: ログインできない
顧客: エラーメッセージが出ます。
担当者: スクリーンショットを添付いただけますか?
顧客: error.png を送信しました。
!

ドキュメント共有

契約書.pdf
見積書_v2.xlsx

安全なファイル受け渡し

セキュアなドキュメント共有

契約書やマニュアルなどのファイルを、メール添付ではなくポータル経由で共有できます。 誤送信のリスクをなくし、顧客はいつでも最新の資料にアクセスできます。

ポータル開設の流れ

1. 設定

公開するモジュールと権限範囲を管理者が設定。

2. 招待

顧客担当者画面で「ポータルユーザー」を有効化。

3. 通知

ログインIDとPWが顧客にメール送信される。

4. 利用開始

顧客がポータルにログインし、利用開始。

活用事例(レシピ)

よくあるポータル活用シーンをご紹介します。

ヘルプデスクの効率化

「電話するほどではない質問」をポータルからチケットとして受け付け。FAQも合わせて公開することで、自己解決率を高めます。

効果: サポートコストの削減

帳票のセルフ発行

見積書や請求書をPDF化してポータルに公開。「請求書を再送してほしい」という依頼に個別対応する手間をなくします。

効果: 事務作業の効率化

プロジェクト進捗共有

システム開発案件などで、プロジェクトのタスク進捗状況をポータルで公開。定例会議での進捗報告時間を短縮します。

効果: 信頼関係の構築

管理者による「公開設定」と、顧客による「ポータル利用」の関係を図解しました。

graph TD
    ADMIN("👤 管理者")
    
    subgraph SETTING ["⚙️ ポータル設定"]
        PERM["権限設定<br>・チケット: 作成OK<br>・請求書: 閲覧のみ"]
        ASSIGN["担当割当<br>・新規チケット → サポートチーム"]
    end

    subgraph PORTAL ["💻 顧客ポータルサイト"]
        VIEW["閲覧<br>(請求書・FAQ)"]
        ACTION["作成・返信<br>(チケット)"]
    end
    
    CUSTOMER("😃 顧客 (Contact)")
    CRM_DATA[("💾 CRMデータ")]

    ADMIN --> SETTING
    SETTING -.-> PORTAL
    
    CUSTOMER -- "ログイン" --> PORTAL
    PORTAL --> VIEW
    PORTAL --> ACTION
    
    VIEW & ACTION <--> CRM_DATA

    style SETTING fill:#e3f2fd,stroke:#1565c0,stroke-width:2px
    style PORTAL fill:#fff3e0,stroke:#ef6c00,stroke-width:2px
    style CUSTOMER fill:#ffffff,stroke:#333
    style CRM_DATA fill:#e8f5e9,stroke:#2e7d32,stroke-width:2px

2. 設定画面へのアクセス

  1. 画面右上の 歯車アイコン(設定) > CRM設定 をクリックします。
  2. 構成 > 顧客ポータル をクリックします。

3. 設定手順

管理者画面では、「顧客に何をさせてあげるか」という権限設定を行います。

3.1. モジュール権限の設定 (Privileges)

ポータルで公開するモジュールと、その操作権限を設定します。

  1. 設定する該当するモジュールを開きます。
  2. 各モジュールの行にあるチェックボックスを設定します。
項目名説明
モジュール公開する機能(Tickets, FAQ, Invoices, Quotes, Products, Services, Documents, Projectsなど)。
フィールドフィールド単位に下記の読み取りのみか、読み書きOKかを設定します。
読み取りのみ顧客にデータの閲覧を許可します。(※基本はこれをONにします)
読み書き顧客によるデータの作成・編集を許可します。
  • 問合せ は、顧客とのやり取りの主軸となるため、通常は「表示」「作成」「編集(コメント追加用)」を全て許可します。

3.2. デフォルト担当者の設定

ポータルから顧客が新しいレコード(チケットなど)を作成した際、CRM側で誰を担当者にするかを設定します。

  • グループ / ユーザー: 「Support Team」などのグループ、または「サポート管理者」などのユーザーを指定します。
    • これを設定しないと、作成されたチケットが誰の担当にもならず、対応漏れの原因になります。

3.3. お知らせとウィジェット

  • アナウンス: ポータルのトップページに表示するお知らせメッセージを登録できます。
  • ウィジェット: 「最近のチケット」「オープン中のチケット件数」など、ポータルダッシュボードに表示する情報を選択します。

4. 顧客へのポータル発行手順(運用)

設定が完了したら、実際に顧客を招待します。これは「顧客担当者・連絡先(Contacts)」モジュールから行います。

  1. 顧客担当者・連絡先(連絡先) モジュールで、招待したい顧客のレコードを開きます。
  2. 編集画面に入り、以下のフィールドを設定します。
    • ポータルユーザー: チェックを入れます(必須)。
    • サポート開始日 / 終了日: サポート期間を入力します(期間外はログインできなくなります)。
    • メール: ログインIDとなるメールアドレスが入力されていることを確認します。
  3. 保存 すると、顧客のメールアドレス宛に「ログインURL」と「初期パスワード」が自動送信されます。